わが家の息子は中学受験を目指し、日能研に通う5年生です。
息子はピアノも並行して習っています。
中学受験とピアノって無理なんじゃないか?
そんな風に思われますよね。
実際、かなり厳しい状況ですが、この記事では、練習量について紹介します。
習い事との両立に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
*中学受験とピアノについて、受験終了後に総括した記事はこちらです。
目次
ピアノ伴奏「ビリーブ」について
さて、先日、息子タンタンは「ビリーブ」ピアノ伴奏の本番を迎えたわけですが。
↑こちらの記事を読んでみてくださいね。
結果としては、5年生だけで歌うバージョンは成功しました。
全校児童で歌うバージョンは、ミスタッチが目立ってしまって後悔が残ることになったと、本人が話していました。
原因は、練習不足というより、リハーサル不足です。
実は、リハーサルというか、ぶっつけ本番だったので、歌のペースと伴奏のペースが合わなかったみたいですね。
小学生なんて指揮者に合わせることをしないし、そもそも指揮者も小学生なので、大勢の声の方に合わせてしまいます。
多勢に無勢とはこの事ですね。
5年生だけで歌うバージョンは、前日も当日もリハーサル済みなのでペースもばっちり!だったし、ミスタッチもなし。
ということなので、全校児童とうまく合わなかったことは、まあ良しとします。
そして浮き彫りになったことがあります。
ピアノ伴奏「卒業式」に向けて
問題は、息子タンタンの学年は100人程ですが、伴奏出来る人がほとんどいないことです。
今回の伴奏者も、5年生から数人候補者がいましたが、弾けるようになったのはタンタンだけでした。
6年生には何人か上手な人がいますが、その6年生はあと数ヶ月で卒業。
まず、6年生を送る会の歌と、卒業式での在校生の歌は5年生が弾きますよね。
両方の曲を伴奏することは絶対に無理なので、私は「卒業式の歌に目標をしぼって、早めに練習したい、と音楽の先生に言うように。」と息子に伝えました。
もしかしたら、もうこの学年はオーディションしないんじゃないかな?
だって、オーディションをやってもタンタンが選ばれるから。
4年生のオーディションの時から、ピアノはタンタンが突出して弾けるように見えます。
タンタンが抜群に上手いというよりも、ピアノを弾ける人が少ない学年だと思います。
あと数ヶ月でタンタンも6年生になりますが、6年生になれば中学受験の受験学年。
ピアノとの兼ね合いが問題です。
今後はどうするか?
さあ、どうする?ピアノと勉強との両立。
中学受験はそんなに甘くないですよね。
それなのに、6年生が担当するであろうピアノ伴奏は意外に多い。
各行事での校歌や、入学式の歌、運動会の歌、もちろん卒業生の歌。
思いつくだけでもこれだけあります。
その他、学校行事によっては6年生から選ぶ、というものもあるらしいです。
タンタンはサラッとできるタイプではありません。
ピアノも勉強も。
何度も繰り返し、努力して今の結果が得られているんです。
この1〜2週間ピアノ三昧だったのに、塾での成績をそれほど落とさなかったのは、タンタンが何倍も努力したから。
これからもそのペースでやるのか?
いや。
それはつらい。
中学受験の勉強もどんどん難しい内容になるし、何よりもうすぐ受験学年です。
でも、タンタンは決意しています。
ピアノは辞めない。
と。
ピアノの練習量は?
塾の宿題も大量ですが、ピアノはペースを落としてでも続けていきます。
たとえ、1日15分程度しか練習出来なくても、です。
息子が決意したことですが、私にも「辞める」という選択肢はありません。
だって、その15分を切ってでも得られるものって何かありますか?
いいえ、私にはそんなもの思いつきません。
ピアノを続けていくことで得られるものと、辞めることで得られるものを天秤にかけてみましょう。
まずピアノで得られるもの。
・ピアノが弾ける、という自信を得られる。(特技)
・伴奏者になって、みんなを歌わせる心地よさが味わえる。
・息抜きになる。
・ピアノに逃げることができる。
そして辞めると得られるもの。
・少しでも漢字や、語句を覚えられる。
・伴奏者に選ばれることがなく、心配がなくなる。
こんなところでしょうか。
さらに、ピアノを続けていくことで失うものと、辞めることで失うものを天秤にかけてみます。
続けることで失うものは、
・1日15分程度の勉強時間。
辞めると失うもの。
・ピアノを弾く技術。
・クラスや学年からの期待。
・自分は弾けるんだ、という自信。
総合してみたら、タンタンの決断は間違ってない。
私にはそう思えて仕方ありません。
中学受験 ピアノと勉強:まとめ
中学受験は特殊です。
ピアノを辞めないなんて、甘いと言う人もいるかもしれない。
それは、今持っている偏差値以上の学校を目指しているのだから。
まずは勉強を優先するべきなのでしょう。
でも、どうにかピアノを弾くことを奪わずにやり遂げたいんです。
信じて頑張ろう、2019年、後悔のないように。
*受験期におけるピアノとの向き合い方は、こちらの記事を読んでみてください。