ひだまり 〜10歳差兄妹と私の日々〜

10歳離れた、長男(中学受験)と医療の力を借りて出産した長女(乳アレルギー)との関わりを記します。

中学受験振り返り 理科

わが家の息子タンタンは4年生(3年生2月)から、中学受験塾の日能研に通いました。

無事に受験を終えたので、振り返り記事を作成することにしました。

今回は理科に焦点を当てています。

いつから理科を勉強するのか、理科の成績の伸び悩みがある、偏差値アップしたい、勉強方法は何がいいのか、使う教材は?など色々と疑問に思うことがある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

*振り返り記事については、こちらにまとめてあります。

kynn731.hatenablog.com

 

 

4年生の頃の勉強法

 

息子は4年生の頃は塾で理科は未受講でした。

受講科目は国語と算数のみで、社会と理科は自宅で撫でる程度の勉強量です。

理由はいくつかあります。

4年生の頃は、子どもの負担軽減のためです。

なるべく通塾日数を減らしたい、その気持ちですね。

また、そこには塾代をケチりたい、なんて気持ちも見え隠れ…。

さらには「4年生なんて社会理科はやる必要なし。」という私の信念から受講しませんでした。

でも、そこには「5年生になって大幅に遅れては困る」という多少の不安もあったので、通信教育のZ会の中学受験コースで社会理科をカバーしました。

 

Z会 中学受験コース

(PR)

しかし、わが家の息子には合わなかったみたいです。

やらなくても良かったな、というのが、受験を終えてみての率直な感想です。

社会なら川や山、平野や盆地などの暗記ものを4年生からでも覚えて損はないけれど、理科はぶっちゃけ4年生はやる必要ない気がします。

もちろん、暗記項目はあるし、覚えることも必要でしょうね。

だから、何かやるなら、動物・植物・星座などの天体等の本を読むことをおすすめします。

興味づけから入り、理解したり知識として脳に残ってくれればいいな、という感覚です。

タンタンはまったくのゼロから入ってしまったので、本当にその分野で苦労しました。

無の状態を避ける、という程度でいいならZ会すら不要、というわけです。

絵本とか漫画などの方が、タンタンには向いていたと思います。

 

5年生、6年生の理科の勉強法

 

5年生からは日能研で、理科を含む4科目すべての授業を受けました。

本格的に言葉を覚えたり、現象を理解するのは5年生6年生の塾の授業と、副教材の栄冠への道での学習で充分です。

 

栄冠への道

 

栄冠への道、というのは、日能研で使われている問題集のひとつです。

最難関校や難関校を目指す場合は、その限りではないかもしれませんが、中堅校を目指す息子は、日頃の育成テスト対策はホントにそれで足ります。

でもそこは、ぼんやり型のタンタン。

サボりが発覚して、苦手分野になってしまったところは、私がマンツーマン指導しました。

→その分野は「光」です。

(PR)

もちろん、ドラえもんの漫画は買って読ませました!

ドラえもんだからって甘く見たらいけません。

難しいことが書いてありますよ。

真剣に読まないと理解できない!

 

さて、6年生になってからも「栄冠への道」がいいと私は思いました。

そこにすべて詰まっていますからね、基礎固めには充分です。

わが家では、5年生の頃の栄冠も取っておいてやらせたものです。

グラフ、計算など良問が多く、問題研究まで含めれば、そこそこの演習ができます。

特に滑車、てこ、電流、圧力などの物理エネルギー分野はおすすめ。

苦手分野は繰り返し復習したら良いと思います。

 

夏期講習

 

いいか悪いかは別として、わが家では、5年生の夏は夏期講習を受けず、6年生では受講しました。

5年生では受けずとも、何も困ったことはないと思っていました。

でもよく考えたら、「できない」「わからない」「伸びない」と思っていたのだから、受講させても良かったのかもしれませんね。

せめて、受講しない選択をしたのだから、スタディサプリみたいなアプリや、YouTube(ユーチューブ)で映像を駆使して学ぶべきでした。

6年生では夏期講習を受けましたよ。

kynn731.hatenablog.com

kynn731.hatenablog.com

 

モリーチェック


はっきり言って、理科のメモリーチェック(メモチェ)はそれほど役に立たないと感じました。

いわゆる暗記系(生き物、岩、人体など)はメモチェでもいいんだけど、参考書や問題集って何冊もあると面倒だし、栄冠にすべて詰まっているんだからそっちの方がいい。

ただ、塾の先生がメモチェを宿題として課すので仕方ない、最低限やっていました。

でも、時間のムダだな、と思います。

 

思考力が必要

 

理科は暗記が勝負。

そういうこともあるかもしれませんが、実際はそうではありませんよね。

記述問題もたくさんあります。

暗記カードや、語呂合わせみたいな裏ワザ的なものでは間に合わないのです。

昨今の入試問題では、栄冠では扱われないイレギュラーな問題がたくさんあります。

日能研なら公開模試で出るような、聞かれてることは難しくないのに、題材が子どもには目新しい、初見問題です。

ああいうのは読解力もないとダメ。

息子は、国語が苦手な時期が長かったので、苦労しました。

読解力は鍛えておきましょうね!

わが家では、過去の公開模試の思考系問題ばかりやらせたものです。

 

過去問

 

さすがにメモリーチェックや栄冠への道ばかりやっていてはダメです。

同じ問題は2度と出ないので、志望校の過去問はやる必要なし、という意見もありますが、問題には慣れておいた方が良いので、ある程度取り組む必要があると思います。

読んで考えて解く、考えながら読んで解く、解きながら読む、とかペースを掴むためにも。

ただ、志望校の過去問をやる際には注意が必要です。

理科のこの分野だけ、などと抽出したりしない方が無難です。

ちゃんと合格者平均や、最低点に届いているか、などを図ることができなくなってしまうので。

すでにやった回とか、そういう過去問なら問題ないので、注意して下さいね。

日能研では理科の先生が過去問の添削もしてくれました。

kynn731.hatenablog.com

 

日能研には、銀本という過去問集がありますよね。

演習におすすめの方法のひとつに、そこから様々な学校の特定の分野を選んで解きまくる、というものがあります。

水溶液、屈折など色々な角度で問いかけてくるものは特におすすめです。

思考系問題ばかりを選んでやるのもgoodですね。

タンタンは人体や天体が最後まで苦手でしたので、受けない学校のその分野だけに付箋をどんどん貼って、どんどん解かせました。

一問一答くらいの気持ちで。

それはけっこう効果的で、図に違いはあれど、「聞いてくる内容はほぼ同じ」「似ている」「考え方が一緒」など、さすがのタンタンでも気づいてくれましたよ。

 

息子は、入試目前に脳みそ停止状態になりましたが、そのときにも、銀本に頼ったものです。

kynn731.hatenablog.com

 

そうそう、繰り返しやる際には、できない問題ばかりを解き直しますが、程よく「こんなのできるし」という問題も交ぜると効果的ですよ!

特にタンタンのような単純男子には。

ちなみに息子は、音の分野が得意でしたので、時々やらせていました。

 

中学受験振り返り 理科:まとめ

 

中学受験、理科について振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。

よく、日能研の子はカリキュラムテスト(カリテ、育成テスト)はよく出来るが、公開模試はイマイチ、と言われますが、まさにタンタンはそういう子でした。

理科は本当に不安定で、受験までやってもやってもやり切れないくらい、やる事がたくさんありました。

そう考えると4年生の頃から学べばよかった、とも言えますね。

でもそれは塾や通信教育ではなく、良さそうな市販の教材とか。

自由自在という教材は、良問が多いおすすめワークらしいですね。 

ネットを利用して無料のプリントをダウンロードしてもいいし、アプリもいい。

肝心なことは、本人に任せきりでなく、親が吟味し、補足する。

6年生になれば、時事問題や環境問題も網羅する必要がありますし。

あとは、先述した天体とかの読み物ですね。

新しいものを受け入れづらいタンタンには、先に「こういうものが存在する」というきっかけはあった方が良かったのだと思います。

というか、新しいものを受け入れづらい、っていうことに中学に入ってから気づいたんですけどね。

わが子の特性を知っていることは、何よりも大事です。

それから、息子は、最後の最後に心が折れてしまったので、心の拠り所も必要です。

kynn731.hatenablog.com

 

3年もあるのか、3年しかないのか、後悔のないように、ほかのブログも参考になさってくださいね。

この本は大人が先にハマります!

理科の苦手なパパママでも大丈夫!

ぜひ、親子で楽しんでほしい、ワクワクするような本になっています。

(PR)

続編もあります。

自由研究にもおすすめです。


中学校受験ランキング