わが家の息子タンタンは、私立中高一貫校に通う男子です。
中学受験を終え、あっという間に中学3年生。
そのタンタンは、英語が嫌いで苦手。
特に、リスニングが壊滅的です。
この記事では、圧倒的に苦手なリスニングにどう向き合って対策をしたのか、紹介します。
英検やジーテック、高校受験や大学受験でも必要なリスニングですから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
息子の英語経験と実力
タンタンは英語に関しては、ノータッチで中学に入学しています。
ですから、「英語力ゼロからで大丈夫だろうか」と、私は不安で不安で仕方ありませんでした。
だって小学生の頃に、英会話を経験している人もいるんですから。
息子の中学では、私立とはいえ、授業も最初はとっても丁寧に進めてくれたのが救いです。
しかし私が中学生の頃、授業のたびに経験した、文章の音読や英単語の練習などは一切やらないんですよね。
まあ、公立ですがね、私は。
タンタンの学校は、プログレス21という教材を使っています。
SDリピーターを使い、各自で発音や音読練習は行う、という指導。
それは、はっきり言って面倒くさいですよね。
息子は、自宅で音読や発音練習なんて、ほんとうに稀に取り組むだけです。
真面目にやっていれば、多少はリスニング力が変わることがあったのかもしれませんが…。
SDリピーターをやらないせいなのか、タンタンはリスニングが壊滅的です。
英検も、GTEC(ジーテック)も、学校の英会話のテストも。
どれくらいできないかというと、20問あったら正答は2問くらいです。
酷いでしょ。
本人に聞いたら、
「犬や鳥の鳴き声を、一生懸命聞いて解読しようとしてるくらい意味不明」
だとか。
それは何もわからないのと同義です。
知ってる単語すら、耳からは聞こえてこない。
「このままではまずい!」「なんとかしなきゃ!」
一念発起し、母である私は対策を考えました。
*受験が終わってから、少しは取り組ませた英語についてはこちら。
リスニング力向上に有効な対策は?
ほんとうにまずいので、いくつかリスニング力向上に有効だと思われる対策例を挙げてみることにしました。
以下の中から、息子に合った方法を見つけたいと思います。
聞き取りやすい音源から始める
簡単なニュース番組、ポッドキャスト、YouTube動画など。
その中から選んで、徐々に難易度を上げていけたらいいですよね。
妹のピーちゃんと一緒に、Amazonプライムで「こねこのチー」という番組をよく見ているので、会話のレベル的にも、それを英語にしたらいいかもしれません。
*こねこのチーは6年生の頃からよく見ています。
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ちなみに息子は好きなタイプです。(笑)
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話すスピードを落としてもらう
授業中、先生に話すスピードを落としてもらえたら、聞きやすくなるのではないでしょうか。
でも、たった一人のためには無理なお願いでしょうね。
英検の面接試験では、試験官に「もう少しゆっくりと話してください。」「もう一度言ってもらえますか?」と尋ねることも覚えさせた方が良さそうです。
シャドーイング
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、同時に口に出すことです。
リスニングとスピーキングの両方のスキルを同時に磨くことができるという素敵な方法です。
息子は、めんどくさがりなので、SDリピーターを聞くときは、知らず知らずのうちにこの方法をやっていました。
アクティブリスニング
アクティブリスニングとは、音声を聞くだけでなく、聞き取った内容を書き起こしたり、要約したりすることです。
わが家では、定期テスト対策を想定します。
あわよくば、リスニング力も向上させることができたらいいな、と思います。
リスニング練習用アプリやサイトを活用する
今や、多数のアプリやウェブサイトがありますよね。
中には、リスニング力を向上させるための練習問題を提供しているものもあるかもしれません。
アプリやサイトを活用することで、リスニング力を向上させられたらいいでしょうね。
英語での会話練習
英語で会話をすることで、リスニング力も向上させられますよね、きっと。
英会話スクールに通ったり、英語を話す友達を作ることもおすすめです。
一番手っ取り早いのは、家族が英語で話すことでしょうか。
どっぷり日本語に浸かっているわが家では、難しい方法です…。
リスニング対策 息子に合った方法は?
たくさん挙げたので、この中から、息子に合った方法を選ぶことにします。
学校も遠いし、部活もやってるタンタンには時間の制約の関係上、英会話教室には行けない。
うーん、どうするか?
今ある教材で、何とかしたいところです。
SDリピーターとプログレス21。
1年生の頃のテキストもまだ取っておいてあります。
1年生の頃の緑っぽいテキストを引っ張り出して、早速SDカードを入れ替えて、readの文章をとにかく聞いてみました。
そして、私は発見しました!
2冊目のピンクのテキストより、ゆっくり読んでくれています!
過去に習った単元ですから、当然、単語だってほぼほぼ覚えているはず。
「これだ!これしかない!」
私は、はやる気持ちを抑えきれず、タンタンに取り組ませました。
取り組んだ内容
取り組んだのは2年生の春休み中です。
1つ目の「聞き取りやすい音源」は、こねこのチーという番組を利用しました。
小さい子向けの番組なので、難しい会話はないし、初歩の初歩として採用しました。
この番組が選ばれた理由は、何よりも、何度も見ているので、内容はわかっている、ということです。
英語の音声に集中するにはもってこいでした。
そして、2つ目に挙げた「話すスピードを落としてもらう」については、プログレス21のBOOK1(緑)がゆっくり話していたので、それを採用。
3つ目のシャドーイングは、タンタンの場合、聞かずにしゃべるのでまったく耳の練習にならず却下。
4つ目のアクティブリスニング。
これもプログレス21のテキストを使いました。
内容の要約などしていたら、時間がいくらあっても足りないので、最初の3~5単語のみを書きとります。
英語って、日本語と違って最初に大事なことを言いますからね。
これで、最初の方を聞かなければならない、ということをたたき込みました。
ここに挙げたこと以外のことは、取り組ませていません。
毎日少しずつ取り組ませて、緑のテキスト(BOOK1)はOKかなぁと思い、その後、ピンクのテキスト(BOOK2)に入ったけれど、やっぱりスピードが上がると聞こえてきませんね。
中3の授業対策で、授業用のリピーターも聞かせてみるけれど。
まだまだダメです。
さすがに一朝一夕では身に付きません。
それでもやるしかないし、まずはコツコツ聞いて、何とか人間の言語として聞こえてくるようにしたいものです。
リスニングが壊滅的:対策は?向上のヒント:まとめ
リスニングが壊滅的な息子のために、思案し、いくつかの対策を講じてきました。
いづれにしても、色々な方法を試してみて、本人に合った方法を見つけることが大切ですよね。
何度、試行錯誤してもいい。
徐々にリスニング力を向上させていきましょう。
そして今や重要な英検に臨みましょう!