タンタンは中学受験を目指す5年生男子です。
顔も体格も性格も幼さが残り、ぼんやりすることがやめられません。
そんなタンタンが昨夜ピアノの練習中に小さな声で言いました。
「卒業式の曲、あと、2曲引き受けて来てもいい?」
何を言ってる?
無理だろ?
と、声に出てしまいそうなところを母はグッとこらえ、いくつか質問。
「6年生の入場の生演奏の伴奏は5年生の役割だから。5年しか出来ない。」
「カノンと威風堂々。」
「その代わり、6年生を送る会の伴奏はやらない。(練習もしない)」
むむ。
本人なりに考えてはいる模様。
タンタンはすでに卒業式で在校生が歌う歌の伴奏を練習中。
さらに2曲か。
時間的に難しいのでは?
しかしどんな感じなのか楽譜を見てみないことにはわからない。
とにかくタンタンの学年はピアノを弾ける人が少ないので、やたら伴奏の話が出てきます。
児童数は100人ほどの学年です。
その中で今まで伴奏してきたのはタンタンを含めて3人。
さらにその中で伴奏のカタチになって弾けたのはタンタンのみ。
そりゃあタンタンも引き受けたくなるでしょうね。
しかし2月からは塾が新6年のカリキュラムになってコマ数も増えてピアノに割ける時間はもっと減ります。
やるつもりなら楽譜をすぐにもらえるように先生に話してみなさい、と伝えました。
え?
先にもらったらズルイって?
じゃあ、弾けそうな人みんなにすぐに配ってください。
とにかく弾ける人が少ないんだから。
タンタンに頼らず済むよう、今から他の人にも練習させましょう。
5年生の役割だと決まっているならなおさらです。
役割が増えるのはピアノだけではありません。
今月は全校朝会の進行係をするらしく、台本を持ち帰ってきました。家で覚えてくるように言われたらしい。
他にも掲示物を家で書いてくるように、と言われて昨日の夜書いてました。
「家で」というところがポイントです。
家では勉強の時間が主。塾のね。
そこへピアノの練習、進行を覚える、掲示物の作成…普段ゲーム三昧の子なら充分やれることでしょうけど。
時間の使い方が勝負ですね。
タンタンが頑張るつもりなら母は考えますよ、いくらでも。
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