わが家の息子タンタンは中学受験塾、日能研に通い、4ヶ月後には中学受験を控えている6年生男子です。
タンタンはピアノ男子でもあります。
この時期になって、合唱のピアノ伴奏を引き受けることになりました。
そんなの、無理でしょ?とお思いですよね。
私も、当時はそう思っていました。
しかし、悪いことばかりでもなかったので、中学受験と習い事の両立でお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
*中学受験後にピアノについて考察した記事はこちらです。
なぜ伴奏者に選ばれたのか?
いったいなぜ、伴奏者に選ばれてしまったのでしょうか?
それは、各クラスに必要な役割であることが最も大きな要因です。
息子の通う小学校のある地区では、周辺の小学校が集まり、音楽会というものをそこそこの大きさのホールで、毎年行います。
その音楽会には6年生のみ、それもどの学校も1クラスしか出られません。
小規模な学校はそもそも1学年に1クラスしかないので、6年生になれば自動的に出場が決まりますが、タンタンの通う小学校のように複数クラスあると、まず校内選考を突破しなければなりません。
つまり各クラスが戦うわけで、どのクラスにも伴奏者が必要です。
タンタンは1組ですが、「2組はAさんしか弾ける人がいない。」とか、「3組はBさんとCさんで伴奏者を争っている。」などなど噂は聴こえてきます。
肝心の1組はというと、伴奏を担えそうな人はタンタン以外にも1人います。
しかし、「ピアノといえばタンタン」というイメージはかなり強く印象づいているようで。
特に立候補せずいたのに、「クラスのみんなから推薦されてしまった。」と本人は言っていました。
伴奏を引き受けることへの本人の気持ちは?
「どうしよう。」などと不安な気持ちを、息子本人はつぶやいていました。
確かに受験勉強もかなりの圧だし、どうしようと思うのも本心でしょう。
しかし!
見えますよ。
心が。
内心ニヤニヤしちゃってるのも本当でしょう。
そりゃ、みんなに認められて、女子を差し置いて推薦されちゃぁ嬉しいよね〜。
もちろん、量は減らしても日頃からピアノの練習は欠かさずやっているし、引き受けたからには母は協力します。
勉強とピアノのスケジュール管理
すぐさまピアノの先生に連絡して追加レッスンをお願いしました。
勉強?もちろん、大事ですよ。
幼い子どもが何年も、「中学受験」という来たる日のために、色々なことを我慢してやって来ているんだもの。
絶対にいい結果で終わってもらいたいと思う。
だから最低限のことは手を抜きません。
塾の勉強は、やって終わりではなく、覚えて終わり。
漢字・計算・語句は決まった量を毎日こなす。
時間配分と、その日に何を勉強するかについては、親である私が管理しました。
校内選考の結果
息子はピアノ伴奏に全力で取り組みましたが、小学校内のクラス対抗を勝ち抜くには、何よりも合唱の影響が大きいですよね。
校内選考会の様子は、あとでビデオ配信してくれました。
その時の私の主観ですが、息子のクラスの歌声には元気さが足りなかったような気がします。
実際、息子のクラスは落選。
選ばれたクラスは、一番声が出ていて迫力がありました。
息子はがっかりしていましたが、私は内心ホッとしてしまいました。
これで、受験へ切り替えられる、と思ったので。
中学受験 6年 9月 この時期にピアノ伴奏を引き受ける!:まとめ
この受験学年の秋という時期に、学校のピアノ伴奏を引き受けることは無謀に見えて、それだけではなかったと思います。
勉強だけでは得られないものを、ちゃんと子どもの内にも経験したり感じたりしてもらいたい。
これは私のモットーです。
クラス中が「タンタンに伴奏を任せたい。」と言っているのに、空気を読まず「引き受けない。」などと言うような子になっていなくて、本当に良かった。
校内選考会で選ばれてみんなで喜ぶのもいい、逆に音楽会に出られずみんなで泣くのもいい。
そう思って、取り組ませました。
今日、駅で同じ塾に通う子のお母さんと話したけど、その子は全ての習い事を辞めたらしい。
みんなが本気なんですよね。
でも私は、この喜びや悲しみの感情を大事にしたいんです。
6年のこの時期にあり得ない、とお思いの方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫です。
2月に全敗、なんてことには絶対にさせません。
本気で取り組める子は、受験だって成功させるに決まっています!
*中学受験の結果については、こちらの記事を読んでみてください。
ところで、お子さまは自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを見つけられていますか?
これからを生き抜く子どもたちに必要なのは、「何がやりたいか、何ができるか」を考え、自分で道を切り開いていく力、ですよね!(PR)