わが家の息子タンタンは4年生(3年生2月)から、中学受験塾の日能研に通いました。
無事に受験を終えたので、振り返り記事を作成することにしました。
今回は理科に焦点を当てています。
いつから理科を勉強するのか、理科の成績の伸び悩みがある、偏差値アップしたい、勉強方法は何がいいのか、使う教材は?など色々と疑問に思うことがある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
*振り返り記事については、こちらにまとめてあります。
4年生の頃の勉強法
息子は4年生の頃は塾で理科は未受講でした。
受講科目は国語と算数のみで、社会と理科は自宅で撫でる程度の勉強量です。
理由はいくつかあります。
4年生の頃は、子どもの負担軽減のためです。
なるべく通塾日数を減らしたい、その気持ちですね。
また、そこには塾代をケチりたい、なんて気持ちも見え隠れ…。
さらには「4年生なんて社会理科はやる必要なし。」という私の信念から受講しませんでした。
でも、そこには「5年生になって大幅に遅れては困る」という多少の不安もあったので、通信教育のZ会の中学受験コースで社会理科をカバーしました。
(PR)
しかし、わが家の息子には合わなかったみたいです。
やらなくても良かったな、というのが、受験を終えてみての率直な感想です。
社会なら川や山、平野や盆地などの暗記ものを4年生からでも覚えて損はないけれど、理科はぶっちゃけ4年生はやる必要ない気がします。
もちろん、暗記項目はあるし、覚えることも必要でしょうね。
だから、何かやるなら、動物・植物・星座などの天体等の本を読むことをおすすめします。
興味づけから入り、理解したり知識として脳に残ってくれればいいな、という感覚です。
タンタンはまったくのゼロから入ってしまったので、本当にその分野で苦労しました。
無の状態を避ける、という程度でいいならZ会すら不要、というわけです。
絵本とか漫画などの方が、タンタンには向いていたと思います。
5年生、6年生の理科の勉強法
5年生からは日能研で、理科を含む4科目すべての授業を受けました。
本格的に言葉を覚えたり、現象を理解するのは5年生6年生の塾の授業と、副教材の栄冠への道での学習で充分です。
栄冠への道
栄冠への道、というのは、日能研で使われている問題集のひとつです。
最難関校や難関校を目指す場合は、その限りではないかもしれませんが、中堅校を目指す息子は、日頃の育成テスト対策はホントにそれで足ります。
でもそこは、ぼんやり型のタンタン。
サボりが発覚して、苦手分野になってしまったところは、私がマンツーマン指導しました。
→その分野は「光」です。
(PR)
もちろん、ドラえもんの漫画は買って読ませました!
ドラえもんだからって甘く見たらいけません。
難しいことが書いてありますよ。
真剣に読まないと理解できない!
さて、6年生になってからも「栄冠への道」がいいと私は思いました。
そこにすべて詰まっていますからね、基礎固めには充分です。
わが家では、5年生の頃の栄冠も取っておいてやらせたものです。
グラフ、計算など良問が多く、問題研究まで含めれば、そこそこの演習ができます。
特に滑車、てこ、電流、圧力などの物理エネルギー分野はおすすめ。
苦手分野は繰り返し復習したら良いと思います。
夏期講習
いいか悪いかは別として、わが家では、5年生の夏は夏期講習を受けず、6年生では受講しました。
5年生では受けずとも、何も困ったことはないと思っていました。
でもよく考えたら、「できない」「わからない」「伸びない」と思っていたのだから、受講させても良かったのかもしれませんね。
せめて、受講しない選択をしたのだから、スタディサプリみたいなアプリや、YouTube(ユーチューブ)で映像を駆使して学ぶべきでした。
6年生では夏期講習を受けましたよ。
メモリーチェック
はっきり言って、理科のメモリーチェック(メモチェ)はそれほど役に立たないと感じました。
いわゆる暗記系(生き物、岩、人体など)はメモチェでもいいんだけど、参考書や問題集って何冊もあると面倒だし、栄冠にすべて詰まっているんだからそっちの方がいい。
ただ、塾の先生がメモチェを宿題として課すので仕方ない、最低限やっていました。
でも、時間のムダだな、と思います。
思考力が必要
理科は暗記が勝負。
そういうこともあるかもしれませんが、実際はそうではありませんよね。
記述問題もたくさんあります。
暗記カードや、語呂合わせみたいな裏ワザ的なものでは間に合わないのです。
昨今の入試問題では、栄冠では扱われないイレギュラーな問題がたくさんあります。
日能研なら公開模試で出るような、聞かれてることは難しくないのに、題材が子どもには目新しい、初見問題です。
ああいうのは読解力もないとダメ。
息子は、国語が苦手な時期が長かったので、苦労しました。
読解力は鍛えておきましょうね!
わが家では、過去の公開模試の思考系問題ばかりやらせたものです。
過去問
さすがにメモリーチェックや栄冠への道ばかりやっていてはダメです。
同じ問題は2度と出ないので、志望校の過去問はやる必要なし、という意見もありますが、問題には慣れておいた方が良いので、ある程度取り組む必要があると思います。
読んで考えて解く、考えながら読んで解く、解きながら読む、とかペースを掴むためにも。
ただ、志望校の過去問をやる際には注意が必要です。
理科のこの分野だけ、などと抽出したりしない方が無難です。
ちゃんと合格者平均や、最低点に届いているか、などを図ることができなくなってしまうので。
すでにやった回とか、そういう過去問なら問題ないので、注意して下さいね。
日能研では理科の先生が過去問の添削もしてくれました。
日能研には、銀本という過去問集がありますよね。
演習におすすめの方法のひとつに、そこから様々な学校の特定の分野を選んで解きまくる、というものがあります。
水溶液、屈折など色々な角度で問いかけてくるものは特におすすめです。
思考系問題ばかりを選んでやるのもgoodですね。
タンタンは人体や天体が最後まで苦手でしたので、受けない学校のその分野だけに付箋をどんどん貼って、どんどん解かせました。
一問一答くらいの気持ちで。
それはけっこう効果的で、図に違いはあれど、「聞いてくる内容はほぼ同じ」「似ている」「考え方が一緒」など、さすがのタンタンでも気づいてくれましたよ。
息子は、入試目前に脳みそ停止状態になりましたが、そのときにも、銀本に頼ったものです。
そうそう、繰り返しやる際には、できない問題ばかりを解き直しますが、程よく「こんなのできるし」という問題も交ぜると効果的ですよ!
特にタンタンのような単純男子には。
ちなみに息子は、音の分野が得意でしたので、時々やらせていました。
中学受験振り返り 理科:まとめ
中学受験、理科について振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
よく、日能研の子はカリキュラムテスト(カリテ、育成テスト)はよく出来るが、公開模試はイマイチ、と言われますが、まさにタンタンはそういう子でした。
理科は本当に不安定で、受験までやってもやってもやり切れないくらい、やる事がたくさんありました。
そう考えると4年生の頃から学べばよかった、とも言えますね。
でもそれは塾や通信教育ではなく、良さそうな市販の教材とか。
自由自在という教材は、良問が多いおすすめワークらしいですね。
ネットを利用して無料のプリントをダウンロードしてもいいし、アプリもいい。
肝心なことは、本人に任せきりでなく、親が吟味し、補足する。
6年生になれば、時事問題や環境問題も網羅する必要がありますし。
あとは、先述した天体とかの読み物ですね。
新しいものを受け入れづらいタンタンには、先に「こういうものが存在する」というきっかけはあった方が良かったのだと思います。
というか、新しいものを受け入れづらい、っていうことに中学に入ってから気づいたんですけどね。
わが子の特性を知っていることは、何よりも大事です。
それから、息子は、最後の最後に心が折れてしまったので、心の拠り所も必要です。
3年もあるのか、3年しかないのか、後悔のないように、ほかのブログも参考になさってくださいね。
この本は大人が先にハマります!
理科の苦手なパパママでも大丈夫!
ぜひ、親子で楽しんでほしい、ワクワクするような本になっています。
(PR)
続編もあります。
自由研究にもおすすめです。