私は、第2子の妊娠中に、前置胎盤疑い、と言われたことがあります。
卵巣の手術を終えて、一安心、というときだったので、本当に不安でした。
この記事では、前置胎盤とは何か、ということから、私の場合はどうなったのかまでを紹介します。
元気な赤ちゃんを産むために、不安を一つでも解消したい、という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
*卵巣の手術についてはこちらです。
前置胎盤とは何か
ここでは、前置胎盤とは何か、一般的なことをまとめます。
前置胎盤とは、妊娠初期において、胎児が発育するための胎盤(受精卵が着床する場所)が、正常な位置よりも低く、子宮の下部に位置し、子宮口の近くまで覆っている状態のことです。
つまり、子宮の下部にある、子宮頸部に胎盤が形成されることを言います。
正常な妊娠では、胎盤は子宮の上の方に位置していることが一般的ですよね。
前置胎盤は、約200人に1人の割合で発生。
それを珍しいとするか、よくあることとするかは、あなた次第です!
さて、前置胎盤は、出血や早産などの合併症のリスクが高く、妊婦さんや胎児の健康に影響を与えることがあります。
しかし、全ての前置胎盤が合併症を引き起こすわけではありませんから、安心してください。
ドクターからよくお話を聞いてくださいね。
それから、前置胎盤がある場合、出産のときに症状を引き起こす可能性があります。
胎盤が下にあると、子宮口が開くときに出血を引き起こす可能性がある、ということです。
前置胎盤は、出産中に子宮収縮が正常に進まない可能性があるため、緊急帝王切開が必要になることもあるそうですよ。
大事なことは、必ずしも心配する必要はない、ということです。
多くの場合、早期に発見されれば、妊娠中の適切な管理と注意を払うことで、健康な赤ちゃんを出産することができますよ。
医師が適切な管理を行い、必要に応じて適切な処置を施すこと(自己血を用意するなど)で、母子ともに健康的な出産を迎えることができます。
前置胎盤が疑われた!
卵巣の手術を終えた私は、緊急で手術してくれた大学病院から、元々通っていた不妊治療専門のクリニックへ紹介状を書いてもらいました。
そこは、不妊治療専門クリニックですから、妊娠するまでがお仕事。
今度は、自宅近くの産婦人科に紹介状を書いてもらいました。
たくさんの医師や看護師さんが一生懸命に治療に当たってくれて、赤ちゃんは流れてしまうことなく、無事心拍が確認されて、本当に嬉しかった。
どの先生も
「赤ちゃんはダメかと心配したけど、強い子だ。良かった。」
というような内容のお話をされていました。
ひとまずは安心です。
しかしその後、胎盤が完成した頃でしょうか?
出血がありました。
とにかく不安なのですぐに診察してもらうと、「胎盤が下の方にあるね。」とドクター。
前置胎盤とは何か、まったく知らなかった私は、「下の方とは?なんだ?」と頭の中ははてなマークでいっぱいでした。
つまり、普通は子宮の上の方にできる胎盤が、子宮口に極めて近いところにできているらしい。
まだ妊娠初期だったので、
「子宮が大きくなるにつれて、胎盤も一緒に上に上がっていくことが多い。けれど、今は下の方にあって、動いたりすると胎盤がめくれて出血することもある。安静にする必要はないけど、静かにしてて。」
と言われました。
さらに「遠出もしないでね。」とも言われました。
その時は何が何だか整理できず、ただただ「はい。」と答えるしかありませんでした。
経過は?
けれど帰宅してみて「静かに、とはどの程度なのか。」「遠出、とはどの程度なのか。」と、疑問がじわじわと沸いてきます。
考えても仕方ないけれど、勝手に結論づけたのが、
1、とりあえず走らない、できれば早歩きもしない。
2、車で1時間半程度の距離を限界とする。
ということ。
次の診察までは自分ルールを守り、穏やかに仕事やら家事やらをして過ごしたことを覚えています。
しかし、次の診察でもまだ胎盤は下の方にあって、ため息でしたけどね。
そこで言われたのは、「20週頃までに胎盤が上がって来なければ、適切な時期に大学病院に入院し、帝王切開にて出産になる。」ということです。
大出血の恐れがあるので自己血を取っておき、輸血に備えることなどの説明を受けました。
そういえば、秋篠宮妃の紀子さまが悠仁さまを出産される時に、前置胎盤だったと思います。
ちょうど長男タンタンの出産を控えていたので、よく覚えています。
しきりに報道してましたからね。
その後、私の場合は「前置胎盤疑い」のままでした。
言われていた20週頃には、子宮の成長とともに胎盤も上がっていき、上とはいかないまでも、横くらいの位置に移動したのです。
出産には影響ない、とのことでした。
前置胎盤疑い:まとめ
妊娠、出産は心配事、トラブルが伴いますよね。
しかし、長男タンタンの時には妊娠から出産まで、トラブルというトラブルはなかったのに。
今回はそもそも、まずは不妊からのスタートですからね。
不妊治療の副作用からの卵巣膿腫。
これは検査してガンではないと断定されました。
そして前置胎盤疑い。
これは、徐々に移動して、横くらいで安定しました。
しかし!さらに妊娠34週。
突然の破水。
こんなにも大変なことになるなんて、誰が想像できたでしょうか。
*破水のことは、こちらの記事にちょっとだけ書いてあります。