わが家の息子、長男タンタンは自然妊娠でした。
当時の私はまだ若かったし、妊娠することは普通だと思っていました。
ところがその後、一向に2人目を妊娠する気配がなかったのです。
いわゆる、2人目不妊ってやつですね。
この記事では、息子の中学受験が控えているのに、不妊治療に通うという難関に立ち向かう決意をしたことを伝えています。
すでにいる子どもとの関わりを心配している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
息子の妊娠・出産はどうだったのか
長男の妊娠は自然妊娠でした。
妊娠中の経過も順調。
問題は1点だけでした。
それは出産です。
出産は長引き、出血量も多く、産後は分娩室からなかなか出してもらえませんでした。
出産直後は寝返り禁止が5時間、その後、起き上がり禁止と続きましたが、母子共に健康で通常通り退院できました。
不妊だと気づいたのはいつ?
しばらくは、2人目が授からないことに気づきませんでした。
息子のタンタンが1歳を迎えた春から私は仕事をし、2人目の事なんて想像もしていなかったのです。
タンタンが4歳になった頃でしょうか。
2人目ができない事に、ようやく気づきました。
でも、治療に通うことなんて、まったく想像していませんでした。
タンタンが小学生になった頃。
「公立より私立中学へ行ってみたい。」と本人に言われました。
まだ塾へは行きませんが、先を見据えた計画が必要ですよね。
その頃、夫と2人目のことで、「一度病院で診てもらおうか?」という流れはありましたが、タンタンが受験するとなると、「スケジュール的に2人目は難しいのではないか?」とあまり本気に考えませんでした。
転機となったのは?
転機が訪れたのは、タンタンが小学校3年生の時です。
夫の仕事上の知り合いの方が、不妊治療に成功したのです。
デリケートな話題なのでなかなか公表する人がいない中、その話がようやく私の背中を押しました。
不妊治療専門病院へ連絡
私は思い切って、不妊治療専門病院へ電話しました。
ちょっとだけ、いや、かなり勇気を出しました。
でも、勇気を出して良かった。
なぜなら、通常は新患は3ヶ月先まで予約がいっぱいなのに、偶然キャンセルが出て、
1週間後に予約が取れたからです。
「これは運命だな。」
そう感じながらも、ついに中学受験塾へ入塾を決めた息子の塾の送り迎えや、体調優先の治療との兼ね合いが不安でした。
不妊治療と育児支援
不妊治療に通うことは、私だけでなく家族にとって身体的、精神的な負担が大きいことが多くあると思います。
その中で、現在育てている子どもへの支援や、負担についても検討する必要がありますよね。
以下で、主な心配事と、その対策について伝えますね。
ストレス軽減
まず、不妊治療によって私たち夫婦が精神的に負担を感じた場合です。
適切に卵は育っているのか、人工授精後、生理が来るのか来ないのか、また、来てしまった時の落ち込み…。
不妊治療は不安だらけです。
現在育てている子どもに対しても、そういう親のストレスが影響を与えてしまいます。
この場合、まずは親である私たちが必要以上にストレスをためないことが大前提ですが、ちゃんと話を聞いたり、共感することで、精神的な負担を軽減していきましょう。
わが家では、息子に「赤ちゃんを授かるために通院している」とちゃんと伝えています。
それだけでも、お互いのすれ違いや、変なストレスもなくなるので、隠さず話すことも大きなポイントです。
費用面
また、費用は莫大です。
今は補助金もそこそこあるのかと思いますが、当時は今ほどではありませんでした。
不妊治療に伴う費用負担が大きい場合、息子にもその影響が及ぶことがありますよね。
たとえば、治療費用のために家計が圧迫されることで、中学受験塾に通うお金が捻出できなくなる、とか。
そもそも、中学受験塾にかかるお金も莫大ですし。
この場合は、そんなことにならないために、計画的に進めなければなりませんね。
私は勤めていたし、やはり家族全員で不妊治療のことを共有し、協力して支え合うことが重要です。
多忙を極める
治療中の私は、本当に忙しかった。
まず、病院がお隣の県なので、遠い。
卵を育てるために、毎日病院に通う必要がありましたし。
卵がいい感じで育ったあとは、時間指定で排卵させる、人工授精も時間きっかりに行う、など優先されるのは不妊治療のタイミングです。
生活は大きく変わる、といえます。
夫にできるだけ協力してもらい、息子にもできるだけ負担をかけないように、対応することが大切ですよ。
不妊治療まとめ:中学受験が控えているのに、不妊治療に通えるのか?
中学受験を目指すことがわかっていながら、不妊治療を決めた私たち。
もちろん、治療に成功して赤ちゃんが生まれれば手がかかることもわかっていながら、
中学受験を目指すのです。
私が。
私たち家族が。
自分たちで、険しい道のりを選びました。
不妊治療に通うことに伴う、息子への受験のための学習支援や負担は、家族全員が協力し、計画的に対応することで、軽減することができます。
当時は補助金助成金はあっても、保険適用ではありませんでした。
費用面の負担もありましたが、今、まったく後悔していません。
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