ひだまり 〜10歳差兄妹と私の日々〜

10歳離れた、長男(中学受験)と医療の力を借りて出産した長女(乳アレルギー)との関わりを記します。

発達支援の業界のこと

ピーちゃんは低体重で生まれ、NICUを経て現在は普通のこども園に通う年少さんです。

園では体操、運筆、ピアニカなどを毎日組み合わせ、様々な保育をしてくれます。
乳アレルギーもありますが、給食もきちんと対応してくれるし、柵で区切ることなく、同じ席でみんなと食べています。

順番を守って並ぶことが苦手なピーちゃんはすぐに列を離れてしまうので、何をするにも最後。ちゃんと並んでいれば何度も体験できるものも、やっと1回配慮してもらってできる程度。

並べないことをお友達に注意されても上手く理解出来ずトラブルになったり、かけっこで走る意味や方向が分からず腕を引っ張ってもらう必要があったり。
トイレが上手く出来ず「お漏らしした!」と言われてしまったり。

一方で、感情豊かで甘え上手なので、靴を履かせてもらえたり、お姉さんに一緒にトイレに連れて行ってもらえたり、グズって動かなくなってしまっても優しく手を引いてもらえたりしています。

園での生活はピーちゃんの発達にとても良い影響を与えていますが、同級生と比べて、やはり支援が必要だとも思います。

さて、コロナが落ち着いていた6月頃、ピーちゃんの支援の話を進めていました。保健センターの担当の方に自宅訪問してもらったり、療育園を紹介してもらったり。
以前に、通っている大学病院の療育機関から強い拒否をされたので、そこは除外して。
候補は自宅と同じ自治体の発達支援センター2件と隣町?の療育園。

療育園は電話して診察の予約をしようとしたところ「作業療法や言語療法は11月にならないと予約できない」とのこと。もちろん保健センターから紹介されたことも伝えましたが、その言い方が上から目線で嫌な感じ。とても親身な対応とは思えない。というか拒否気味の言い方。

支援センターの1つは新設。土曜日も対応しているらしく、興味がありました。保健センターの職員さんが見学の手配をしてくれると言うのでお願いしましたが、施設側から「まずは面接してお子様がどんな感じなのか確認してから」と言われてしまったと報告を受けました。
見学なんだから、どんな状態の子だろうが構わないのでは?と少しカチンときて、つい保健センターの人に言ってしまいました…。
なんだか利用者を選別されているようで面白くなく、そちらも有り得ないと、私は判断しました。

残るは1つ。
そこはずっと前から支援センターとして存在するけれど、自治体が営んでいて、お金をケチり?いや、財政難で専門のセラピストが本当に本当に来ない。
ピーちゃんは作業療法を勧められていますがOTは存在しません。どこからか派遣されて来ることもありません。PTはいるし、STも定期的に派遣されるらしいけれど。
でも、そこは見学してきました。職員さんはみんな朗らかで建物も明るくてキレイ。遊具はピーちゃんの好みのものばかり。帰りたくない、またここの幼稚園に来たい!とまで言いました。

話を進めて行く上で、ウエルカムだったのは1ヶ所のみ。
療育機関を探していて、邪険にされてしまうばかりだったので唯一見学できた施設が、ここしかない、と思わせてしまいます。

この業界はこんなものなのかな。

ピーちゃんが喜んで通い、ピーちゃんの為になるならどこでも良いのでしょうが。

今考えているのは、こども園での成長が著しいのでそちらメインで、プラスアルファで通所支援。大学病院の先生もそう言い、普通級での進学を目指す考えです。

その為に早く支援を受けさせたい、だから早く決めなければ、ですね。



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